５０周年：記念講演（第１回）のご報告

令和３年４月８日，大阪弁護士会２階ホールにて，五月会創立５０周年記念事業である講演会（第１回）が開催されました。第１回目の講演会では，公益社団法人関西経済連合会会長の松本正義様に「大阪から企業統治のあり方を問う～株主第一主義からマルチステークホルダー主義へ～」というテーマでご講演を頂きました。

今回の講演は，１９７０年にアメリカの経済学者ミルトン・フリードマンが株主第一主義を唱え，その翌年の１９７１年に五月会が創立されたことを踏まえ，五月会５０周年という節目の年に，企業のあり方について，我々が生きてきた時代がどのような時代で，今がどのような時代なのかを立ち止まって考え，さらに，将来を考える機会となればと，五月会５０周年記念実行委員会の井上圭吾講演部会長を中心に企画いたしました，

新型コロナウイルス感染拡大防止のため，大阪弁護士会２階ホールの席数が大幅に削減されておりましたが，会場の講演をウェブ配信するという方法で，他会派も含め多くの会員に講演をご覧頂きました（会場での出席者８７名[1]，ウェブ配信の視聴者６３名[2]）。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けまして，講演会の開催直前に大阪府が「まん延防止等重点措置の実施区域」に指定されたことにより講演会の開催が危ぶまれましたが，会場では出席者の体温測定，マスクの着用，消毒を徹底し，ソーシャルディスタンスに配慮した席の配置をすることにより，感染拡大防止に配慮した講演会を無事開催することができました。

今回の松本正義会長の講演は，五月会創立５０周年講演会の第１回にふさわしい骨太のテーマとなりました。今後，あと３回の記念講演会が予定されております。いずれの講演会も会員の興味を引くテーマとなっておりますので，是非ご参加下さい。