ごあいさつ
幹事長 松尾 吉洋(53 期)
1 はじめに
このたび、令和8 年度(2026 年度)の五月会幹事長を務めさせていただくことになりました松尾吉洋(53 期)です。微力ながら、精一杯務めさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。
2 五月会の設立趣旨と幹事長就任にあたっての思い
⑴ 幹事長就任にあたって、改めて、昭和47年1 月に発刊された五月会会報創刊号の電子会報を、五月会ホームページで閲覧しました。
この創刊号の発刊は、私がこの世に生を受けるちょうど1 か月前のことです。創刊号の巻頭言には、以下の言葉が綴られています。
「美わしき五月になれば」というドイツの詩がある。ヨーロッパは緯度が高いので、五月になるといっせいに花が咲く。そして、日本の五月は眩しいばかりの新緑である。わが五月会もそのような美しい心暖まる会であってほしい。たとえここに集う人の数は少なくても、その一人一人は良き人達である。共に語らい、共に歩み、豊かで住みよい人間社会を目指して努力しようではないか。
そして、この巻頭言に続いて、後に最高裁判事となられる故木崎良平先生が執筆された「五月会の誕生」には、五月会誕生の経緯が紹介されるとともに、五月会発足の所以が率直に表現された、以下の入会案内状の前文が引用されています。
私達は、このたび新しい会を作りたいと思います。この会は、自由にものが言えて、談笑のうちに研究もし、また共に楽しめるようにしたいと願っています。そして、次のことだけは、是非守っていきたいし、弁護士会もそのようにしてゆきたいと考えています。
一、自由な気風を尊重すること。
一、友好的な雰囲気を保持すること。
一、 特定の思想、宗教、信条に片寄らないこと。
一、 弁護士の公共的使命を実行するため進んで弁護士会務に参加協力すること。
この信念は、五月会規約の前文「本会は、特定の思想に偏ることなく自由な気風を尊重し、友好的な雰囲気の保持に努めることを設立の趣旨とする。」と、第3 条(目的・活動)「本会は会員の親睦、知識の向上並びに弁護士会務に積極的に参加することを目的とし、右目的の達成に必要な活動を行う。」に受け継がれています。
⑵ 五月会は、大阪弁護士会の中で一番新しい会派とはいえ、誕生から既に54 年もの歴史を積み重ね、歴代幹事長も、幹事長就任にあたって、この五月会の設立趣旨を確認して諸先輩方の思いに立ち返り、それを羅針盤として幹事長としての役割を果たし、さらに次世代へと脈々と受け継ぎ、五月会の伝統を築き上げて来られたものと実感します。
私も幹事長就任にあたっては、この五月会の設立趣旨に込められたバトンを受け取り、さらに受け継いでいけるよう、幹事長としての役割を果たしたいと決意するところです。
⑶ ところで、創刊号の巻頭言にある「たとえここに集う人の数は少なくても」という言葉どおり、設立当時わずか50 数名で歩み始めた五月会は、私と同じ年齢を経て、今や約500 名に迫る規模(準会員を含むと約540 名)となりました。大阪弁護士会も会員数は5100 名を超え、どの会派にも所属しない会員が全会員の25%を超える状況になっています。
いみじくも、前掲「五月会の誕生」には、その切っ掛けの1 つとして、「次第に会員がふえ、…古い会員と若い会員との開きは20 年をこえ、親睦団体としての性格が徐々に薄れていったのも自然の勢といえよう。」との一文があります。
誕生から50 年以上を経た今、どのように会員同士の親睦を深めていくのか、また、弁護士会務への参加協力をどのようにして持続し続けることができるのか、そのために会派に求められる役割とあり方は大きな転換期に差し掛かっているものと考えます。
自由な気風を尊重し、友好的な雰囲気の保持に努めるという設立時の初心に常に立ち返りつつ、知恵を絞りながら、たくさんの会員の皆様にかかわっていただけるよう、より楽しく充実した五月会にしていきたいと考えております。
3 今年度の執行部のご紹介、活動など
⑴ 今年度の執行部は、長谷川裕(56 期)筆頭副幹事長をはじめとして、角野佑子(61期)・倉田壮介(63 期)・大砂幸一朗(72 期)・畑圭(73 期)各副幹事長、中村克宏(56 期)研修部会長、久保宏貴(67 期)親睦部会長、生口隆久(44 期)広報部会長、山岸正芳(70期)若手会代表、森克征(74 期)会計幹事、大野智加(77 期)庶務幹事という、実に頼もしいメンバーを揃えることができました。
このメンバーで、五月会推薦で大阪弁護士会副会長になられた小坂田成宏会員と密に情報交換しつつ全面的にお支えし、大阪弁護士会の会務運営における五月会のプレゼンスを高めるとともに、会務に関する情報を会員の皆様にも情報還元していきたいと考えております。
⑵ 各部会等の主な役割や活動予定は、以下のとおりです。
副幹事長には、執行部の活動全般を支えて頂くとともに、常議員に就任いただくなど、会務活動にも積極的にかかわっていただくことになります。
研修部会は、例年、その時期に応じたテーマを選んで開催されており、本年度も、前年度に引き続き生成AIの活用など、皆様に興味を持っていただき、実務にも役立つような研修を企画していきたいと考えております。
親睦部会は、例年、フットサル大会、ビアパーティー、淀川花火大会観覧、クラシックとワインの夕べ、忘年会など、様々な楽しい行事を企画しております。本年度も多くの会員に参加いただき、先輩、同期、後輩と楽しい時間を過ごし、親睦を深めたいと考えおります。
広報部会は、五月会報の企画編集のほか、ホームページの更改などを中心に広報活動を行っております。今年度は他会派でも進んでいる会報誌のデジタル化についても検討したいと考えております。
若手会は、将来の五月会はもちろんのこと、弁護士会を支える重要な担い手です。若手会では1000 円飲み会を行うなど、若手同士の親睦を図っていただいております。多くの若手に五月会の活動にもかかわっていただけるよう、若手会と協力しながら運営していきたいと考えております。
そして、会計幹事と庶務幹事は、これら五月会の活動を滞りなく行うために下支えいただく大変重要な役割を担っていただくことになります。
⑶ いろいろと至らぬ点もあろうかと存じますが、執行部一丸となって、われわれも楽しみながら充実した1 年にしたいと考えておりますので、皆様のご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願いします。

令和7年度 五月会幹事長
杉山 洋史
